ドパミンは、脳の奥の「黒質」にある「ドパミン神経」でつくられています。 パーキンソン病になると、このドパミン神経が減少し、ドパミンが十分につくられなくなります。 その結果、運動の調節がうまくいかなくなり、体の動きに障害があらわれるのです。 さまざまな神経の障害に伴い多彩な症状が現れます。
パーキンソン病 進行するとどうなる?
・睡眠障害パーキンソン病が進行すると、心身に安らぎを与え精神の安定をもたらす「セロトニン」などの神経伝達物質の分泌にも影響が及び、不眠症になることがあります。 深く眠っている時間が減ったり、眠りの最中に異常行動が現れたりしていないかどうか、注意深く観察してください。
パーキンソン病 どんな人がなりやすい?
遺伝性、若年性のパーキンソン病が稀にみられますが、普通は遺伝性ではありません。 またこの病気は不思議なことに病気になりやすい性格があると言われており、実際、真面目で几帳面、融通がきかないといった性格の方に多く発症し、また喫煙者では少ないことが知られています。
パーキンソン病とはどんな症状が出ますか?
「パーキンソン病」とはどのような病気ですか 振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。 時々は40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。
パーキンソン病になるのはなぜ?
パーキンソン病は、中脳の黒質にあるドパミン神経細胞がこわれて、作られるドパミンが減ることによって発症します。 ドパミンが減ると、体が動きにくくなったり、ふるえが起こりやすくなったりします。