パーキンソン病は、中脳の黒質にあるドパミン神経細胞がこわれて、作られるドパミンが減ることによって発症します。 ドパミンが減ると、体が動きにくくなったり、ふるえが起こりやすくなったりします。
パーキンソン病の原因は何?
パーキンソン病では、神経伝達物質のうち黒質という部位にある「ドパミン」が減少することにより、うまく運動ができなくなります。 ドパミンの量が減る原因は、まだ十分には解っていません。 年齢に伴った脳の何らかの変化や一部は遺伝子に関連した変化が原因として推定されています。
パーキンソン病は、どんな人がなりやすい?
遺伝性、若年性のパーキンソン病が稀にみられますが、普通は遺伝性ではありません。 またこの病気は不思議なことに病気になりやすい性格があると言われており、実際、真面目で几帳面、融通がきかないといった性格の方に多く発症し、また喫煙者では少ないことが知られています。
パーキンソン病に良い食べ物は何?
小麦や卵にはフェニルアラニンというアミノ酸が含まれます。 このフェニルアラニンは、ドパミンの元になる物質です。 小麦や卵を摂取しドパミンの元になる物質を摂取することが、パーキンソン病の予防につながるとされます。 フェニルアラニンを含む食べ物には、ゴマや魚介類、大豆製品などもあります。
ドパミン減少 なぜ?
ドパミン神経細胞が減少する理由はわかっていませんが、現在はドパミン神経細胞の中にαシヌクレインというタンパク質が凝集して蓄積し、ドパミン神経細胞が減少すると考えられています。