腸の長さが体長の約4倍と短いのも肉食動物の特徴といえます(ウシ・ヒツジなどの草食動物は20~25倍あります)。 したがって、タケ・ササ以外のものも食べることはできます。 野生では、タケの葉だけではなくタケノコや若芽も食べますし、ときにはは虫類などの小動物を捕まえて食べたという記録もあります。
パンダは肉を食べますか?
パンダが実は肉食動物なので、肉を食べる可能性もありますが、動物や動物の死骸を捕食することはめったにありません。 これは、肉を食べるのが好きではなく、機会がないためです。 パンダの分布域には大きな肉食動物がほとんどいないので、残された死骸はほとんどありません。 小さな動物を捕まえることが多い場合、体力側には大変です。
パンダ なぜ肉を食べない?
A:ジャイアントパンダは、どちらかというと肉食性のつよい雑食動物の消化機能をもっているので、繊維質の多いタケやササを充分に消化し栄養にすることができません。 強力なあごでかみつぶしてタケの細胞に含まれる栄養分を取り、繊維の部分は消化出来ずにそのまま糞となって出てしまいます。 糞の量は食べたタケのおよそ80%です。
パンダは何を食べている?
パンダの野生下での食べ物の99%は竹であると考えられていますが、実は動物の死肉を食べることも稀にあります。 なお、動物園ではリンゴや柿などの果物や、パンダだんごと呼ばれるトウモロコシや大豆などで作られた団子など、笹以外の様々なものを与えて飼育しています。
レッサーパンダは何を食べるでしょう?
A. 主食である竹の葉(西山動物園ではモウソウ竹を与えています。)のほかに、リンゴ、ニンジン、バナナといった果物を食べやすい大きさに切って与えたり、夕方のごはんは果物をミキサーにかけておかゆ状にして与えています。