ケガが原因で起こる外傷骨折と違って、強い痛みや皮下出血、大きな腫れを伴うことはないものの、運動しているときや圧迫したときに痛みを感じることが多いです。 痛みのある部位が腫れたり、少し膨らんだりする場合もあります。 あきらかな外傷がないため「捻挫だと思っていたら、骨折していた」というケースもあります。
疲労骨折はどれくらい痛いの?
疲労骨折は、はじめ痛みをほとんど感じず気づかないうちに進んでいることがあります。 しかし、時間とともに痛みが強くなる傾向があります。 疲労骨折の痛みは通常、特定の動作の時に生じて安静にしていると減少します。 痛みのある部分の周囲が腫れることもあります。
疲労骨折 どうやってわかる?
診察を行い、疲労骨折の可能性が高ければエックス線検査やMRI検査を行う。 ただし、エックス線では初期の疲労骨折は判別がつかないケースもあり、間隔をあけて複数回検査する必要がある。 このため、早期に判断する手段としてはMRI検査のほうが有効となる。 また、早期発見の検査としては、骨シンチグラフィーを行うことも考えられる。
大腿骨疲労骨折 どんな痛み?
症状 疲労骨折を起こしている場所によって、鼠径部痛、股関節の前のほうの押したときの痛み、股関節横を叩いたときの痛み、太ももの痛み、膝の上の痛み、運動した時の痛み、動かしにくさなどを呈します。
疲労骨折とはどんな症状?
症状 中足骨の疲労骨折では、ほとんどの場合、時間の運動や激しい運動を行った後に足の前部に痛みが生じ、運動をやめるとすぐに治まります。 その後、運動時に痛みの現れるタイミングが次第に早くなり、運動できなくなるほど強く痛むようになって、やがて体重がかかっていなくても痛みが続くようになります。
疲労骨折 どんな痛み 脛骨?
症状は比較的膝に近い部位に痛みや限局した圧痛が発生することが特徴的です。 運動によって痛みが増加しますが、徐々に痛みが生じる場合と急激に痛みが出る場合があります。 また、すねの痛みがでる疾患でシンスプリントというものがあります。 シンスプリントは運動時や運動後に、脛の中下1/3の内側に痛みと圧痛がみられます。
疲労骨折はどのようなものか?
疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。 丈夫な針金でも繰り返し折り曲げ続けると折損してしまうのと似ています。
疲労骨折 どこ?
起こり易い場所 下肢の骨におこることが圧倒的に多く、脛骨(すねの骨)、中足骨(足の甲の骨)、腓骨(すねの外側の細い骨)に多くみられます。 野球では上肢の尺骨肘頭(肘の骨)、ゴルフでは肋骨におこることがあります。 腰椎分離症も脊椎の疲労骨折です。
なぜ疲労骨折するのか?
疲労骨折とは、同一部位の骨に疲労が蓄積されることで起こる骨折です。 そのため、一回の大きな外力(転倒や強打が原因)で発生する通常の骨折とは異なり、短期的に過度なトレーニングを繰り返し行うことよって起こることが多いと考えられています。