ひろう‐こっせつ〔ヒラウ‐〕【疲労骨折】 の解説 骨の同じ部位に弱い力が繰り返し加わって起こる骨折。 骨に小さなひびのできた状態で、運動時に痛むが、安静時には治まることが多い。 骨折原因や発生時期が明確ではなく、発生初期にはX線での診断が難しい。
疲労骨折 どうやったらわかる?
診察を行い、疲労骨折の可能性が高ければエックス線検査やMRI検査を行う。 ただし、エックス線では初期の疲労骨折は判別がつかないケースもあり、間隔をあけて複数回検査する必要がある。 このため、早期に判断する手段としてはMRI検査のほうが有効となる。 また、早期発見の検査としては、骨シンチグラフィーを行うことも考えられる。
疲労骨折 ほっとくとどうなる?
手術が必要となる場合もあるので注意が必要です。 普段から過度のトレーニングや、特定の部位ばかりに負担がかかる動作は避け、トレーニング内容に変化を持たせる工夫をしましょう。 疲労骨折を放置していると症状が進行し、治療期間が長くなります。 おかしいと感じたらすぐに受診しましょう。
疲労骨折とはどんな症状?
症状 中足骨の疲労骨折では、ほとんどの場合、時間の運動や激しい運動を行った後に足の前部に痛みが生じ、運動をやめるとすぐに治まります。 その後、運動時に痛みの現れるタイミングが次第に早くなり、運動できなくなるほど強く痛むようになって、やがて体重がかかっていなくても痛みが続くようになります。
疲労骨折 いつわかる?
疲労骨折は、痛みが始まってすぐに撮った通常のレントゲンでは確認できないことが多いです。 疲労骨折の所見がレントゲンに現れるまでには、2-4週間かかります。 レントゲンで診断が難しい場合はMRIを撮影するとわかることがあります。