皮脂や汗は、分泌されたばかりではほぼ無臭ですが、時間が経って皮膚常在菌が作用することにより、これらに含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分が酸化、分解されて、不快なニオイのするガス(揮発性成分)を発するようになるのです。
ミドル脂臭 どこから?
ミドル脂臭は汗に含まれる「ジアセチル」が原因成分であり、主に後頭部や頭頂部を中心に発生する、使い古した油のようなニオイです。 男性は自覚しにくい一方、女性は気付きやすく、しかも不快に感じるという特徴があります。
体臭の原因は?
体臭の原因は、汗と皮脂と皮膚の常在細菌の3つです。 汗や皮脂そのものは臭いません。 それらを皮膚にいる常在菌が食べてエネルギーを合成(代謝)し増殖します。 そのときに汗臭(ワキ臭)やミドル脂臭の原因となるニオイ成分が排出されて臭うのです。
頭皮の匂いの悩みは?
実は、頭皮から出る悪臭の原因は皮脂や雑菌です。 きちんと洗髪したつもりでも余分な皮脂が残っていたり、時間が経過して皮脂や雑菌が増えたりすると、ニオイは発生してしまいます。 耳の裏や後頭部などは特に洗いにくく、すすぎも不十分になりやすい場所です。
地肌の匂いの原因は?
頭皮のにおいには、頭皮の皮脂量が大きくかかわっています。 皮脂は髪を滑らかにしたり頭皮を守ったりと重要な働きをしていますが、洗髪後4時間〜半日程度で頭皮の毛穴にたまってしまいます。 過剰に分泌された皮脂やフケを餌にして雑菌が繁殖し、臭いにおいを発生させます。 これが、頭皮が臭くなる主な理由です。