【こばやし小児科・脳神経外科クリニック】小児の片頭痛、その治療と予後について概説。急性期治療薬(アセトアミノフェン・イブプロフェン)、トリプタン製剤、予防薬の .
偏頭痛の薬 何歳から?
小学校高学年以上で、アセトアミノフェンやイブプロフェンの効果が乏しい場合には、片頭痛治療薬であるスマトリプタン点鼻(12歳以上推奨)やリザトリプタン内服(20~39kgで5mg、40kg以上で10mgの投与例あり)で効果が得られる場合があります(小児には保険適応外の可能性あり)。
偏頭痛 注射 何歳から?
ーー従来の片頭痛予防薬の効果が不十分、または内服の継続が困難な場合。 ーー妊娠中・授乳中は、十分検討した上での「慎重投与」可。 ーー18歳未満の小児は「使用不可」。
偏頭痛 薬 トリプタン 何歳から?
これら2剤はランダム化比較試験で小児片頭痛に対する有効性が認められています。 トリプタン製剤に関しては、8才以上の小児でスマトリプタン点鼻液の有効性が認められていますが、それ以外の経口トリプタン製剤に関しては、今のところ小児に対する有効性は証明されていません。
片頭痛 何歳から?
片頭痛は小児あるいは思春期で最も多い頭痛の一つで、小中学生の4.8~17.2%(成人の場合8.4%)が片頭痛だと報告されています。 片頭痛の方の多くは、思春期すなわち10才前後から始まりますが、4~5歳から始まる場合もあります。