洗剤には2つのタイプがあります。 それは「塩素系の漂白剤や洗浄剤」と「酸性タイプの洗浄剤」の2つです。 これらは混ぜることによって有毒な塩素ガスが発生するために危険なのです。 この塩素ガスは人体へ悪影響を及ぼし、ひどい場合には死に至る場合もあります。
漂白剤 ダメ なぜ?
塩素系漂白剤の主成分は「次亜塩素酸」です。 漂白力がとても強く、色柄ものはみるみる脱色されるため、白もの以外の漂白には向きません。 漂白力が強い分、頻繁に使用すると生地が傷みやすくなります。 プールのようなツーンとするような臭いがし、毒性が高いため取扱う際は注意が必要です。
塩素ガスを吸ったらどうなる?
塩素ガスは、目、皮膚、気道を強く刺激しますが、低濃度でも鼻やのど、目に刺激を感じ、吸った場合は、肺水腫を起こすこともあります。 特に低濃度の場合、上気道への刺激が弱いため、ガスが肺の奥まで侵入し、遅れて肺水腫を起こして中毒症状が現れることがあります。
洗剤 まぜるな危険 なぜ?
洗剤に「まぜるな危険」と表記されている理由は、塩素タイプと酸性タイプの洗剤が混ざってしまうと有毒な塩素ガスが発生するためです。 まぜるな危険の表示がある洗剤を使う際は、それぞれが混ざらないよう注意する必要があります。
漂白剤は何性?
液性は酸性で、用途などによって微酸性、弱酸性,強酸性などに調整されています。 「ハイター」と「キッチンハイター」は次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした塩素系漂白剤で、液性は非常に強いアルカリ性です。