正常な脈拍は1分間に60~100回程度とされていますが、1分間の脈拍が100回以上の場合に頻脈とみなされて、これが120回以上の時には病気が原因で起こっていることが疑われるため、精密検査が必要になります。
頻脈が続くとどうなるか?
頻脈が続くと、心不全をおこしやすくなったり、また、心房内に血液がたまるので、血栓(血液のかたまり)ができやすくなります。 血栓が脳にめぐって、脳梗塞の原因となることがあるので、血栓をつくらない薬を使います。
頻脈 何時間?
上室性頻拍(SVT)は、どんな病気? 上室性頻拍は不整脈の一種です。 普段は心電図が正常で、前触れなく突然脈拍が速くなり、数分〜数十分持続して突然止まります。 数時間続くこともあります。
頻脈の症状は?
頻脈の症状には、以下のようなものがあります。脈の乱れの自覚息切れ動悸(心臓がドキドキする感じ)めまい立ちくらみ突然の虚脱感失神けんれんを伴う失神
頻脈の原因は?
安静時の洞性頻脈は、精神的緊張や過度のストレス、睡眠不足などで起こります。 ただし、心臓の機能が弱った重度の心不全の方、甲状腺ホルモンが過剰に出てしまう甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の方、他の病気(呼吸不全、感染症など)で脈が速い方はそれぞれに合った治療が必要になります。