デジタル大辞泉「破骨細胞」の解説 骨の内側の骨梁の表面にあり、古くなった骨を吸収する働きをもつ細胞。 新しい骨をつくる骨芽細胞とともに、骨組織の発達や代謝に重要な役割を果たす。
破骨細胞 何細胞?
破骨細胞(はこつさいぼう、英: osteoclast)とは、骨再構築(骨リモデリング)過程において、骨を破壊(骨吸収)する役割を担っている細胞で、5個から20個(あるいはそれ以上)の核をもつ多核巨細胞である。
破骨細胞 何由来?
一方,破骨細胞は単球/マクロファージ系前駆細胞を由来とし,細胞融合を繰り返して分化した多核の巨細胞である. 破骨細胞は骨基質に接着すると極性化して,骨吸収を行うための特徴的な形態を示し,酸(H+,Cl-)やタンパク質分解酵素(cathepsin K,マトリックスメタロプロテアーゼ9など)を分泌する.
骨芽細胞 何細胞?
骨芽細胞(こつがさいぼう、osteoblast)は、骨組織において骨形成を行う細胞である。 細胞質は好塩基性を示し、アルカリホスファターゼ活性を有している。 加えて、骨芽細胞によって形成される骨基質蛋白であるオステオカルシン存在が成熟した骨芽細胞の指標の一つともされている。
破骨細胞って何?
破骨細胞(注1)は、古い骨を吸収することで骨の新陳代謝を担う重要な細胞ですが、その過剰な活性化は骨粗鬆症や関節リウマチ、歯周病、がん骨転移など、様々な疾患に伴う骨破壊の原因となります。