術後はいつまで酸素投与が必要? 基本的には空気呼吸下でのSpO2が術前値に戻れば酸素投与は必要ありませんが、呼吸抑制や上気道閉塞などの重篤な術後早期低酸素血症の危険性が高い術後3時間程度は酸素投与が必要です。
術後 無気肺 いつから?
無気肺は術後3日以内に発症することが多いといわれています. ○無気肺とは空気の流入が妨げられて虚脱した状態です. 無気肺となった肺ではガス交換が行われないので,広範囲に無気肺となった場合は低酸素状態に陥る危険性があります. ○さらに,無気肺となった肺は細菌に感染しやすいため,肺炎を続発してしまうことがあります.
術後 気道閉塞 なぜ?
外科的手術によって術後早期に発症することがある。 原因としては、麻酔による呼吸抑制や、術中の長時間同一の体位をとり続けたことによって、気管支に気道内分泌物が貯留し、気管支が閉塞してしまうことが挙げられる。
術後 無気肺 リスク いつまで?
無気肺は呼吸困難などの症状が現れますが、無気肺の状態が長く続くと肺炎を合併するようになります。 気道分泌物が気管支内に長時間貯留することで、細菌が繁殖して、肺炎を発症するのです。 手術後の無気肺は術後3日以内に発症し、肺炎はそれから少し遅れて術後1週間以内に発症しやすいとされています。
術後の痰かくしゅつは?
(3)痰の喀出(かくしゅつ) 手術後の肺の膨らみが悪くなったり、肺炎になったりすることを予防するために、痰が絡む場合には積極的に出してください。 痰が多く出る患者さんにはネブライザーを行います。 咳をする際に創部を手で押さえるようにすることも効果的です。