気管支喘息の患者さんは前胸部の頸部に当てる 特に、前胸部の頸部を中心に聴きましょう。 副雑音は、肺野(気管支の末梢から肺胞のある肺の奥の部分)よりも気管や気管支領域で聴こえることがあるため、頸部を中心に音を聴くことが大切です。
気管支呼吸音 どこ?
主に、頸部で聴こえる気管呼吸音は、吸気・呼気ともに聴こえる高い音。 主に、上中肺野で聴こえる気管支呼吸音は、吸気・呼気ともに聴こえる中程度の音。 主に、中下肺野で聴こえる肺胞呼吸音は、吸気と、呼気の最初に聴こえる低い音。
水泡音 どこ?
水泡音は、吸気初期または全吸気時に「ゴロゴロ、プツプツ」という音が聴こえるのが特徴です。 捻髪音は呼気時に閉塞した末梢気道が吸気時に開放する音、水泡音は気道内の水泡がはじける音と覚えましょう。 なお、水泡音は、末梢肺(肺胞または間質領域の病変)でも聴こえるという例外があることに注意してください。
気管支喘息 何音?
軽症時の発作は、強制呼気を行い、頸部または胸部で笛音が聴こえるかどうかを確認しましょう。 気管支喘息の患者さんでは、キューキュー・ピーピーといった笛音が聴こえる。
気管音の聴診部位はどれか?
気管呼吸音の聴取部位は、喉頭直下の上胸部(胸骨上部)である。