ブラは壁が薄いために破れやすく、破れて胸腔へ空気が出ることで、気胸となります。 破れて漏れた空気が、肺の中に戻れば、気胸は進行しないはずですが、つぶれた風船に空気が戻らないように、ブラから漏れる空気は、一方的に肺の中から胸腔側に出ていく一方なので、気胸が進行します。
肺 ブラ なぜできる?
原発性自然気胸の原因とされるブラやブレブは肺尖部に多く生じます。 ブラやブレブの成因は、組織の脆弱性、炎症、胸腔内圧などの複数の要因が考えられています。 ブラの大きさの経過はさまざまですが、変わらない人が多いです。 しかし、中には大きくなる方もいます。
気胸 ブラ どこに多い?
原発性気胸では、明らかな肺疾患はなくても、胸膜下にブラを多く認めます。 原発性気胸の多くは胸痛を伴い、安静時に出現します。 症状は、24時間以内に自然軽快する場合が多いですが、一部では針吸引による脱気や胸腔ドレナージが必要となります。
ブラ気胸の症状は?
のう胞(ブラ・ブレブ)とは、肺表面の一部が泡や風船のように膨れる症状で、肺尖部(円錐状になっている肺の頂部)によくできます。 これは15~25歳くらいの長身で痩せた男性にできやすいといわれています。 また女性の場合、生理の際に発症する月経随伴性気胸といった特殊な気胸もあります。
肺のブラって何?
気胸とは 気胸は肺に穴があいて肺から空気が漏れ、タイヤのパンクのように肺がしぼむために、胸痛、咳や息切れなどが生じる病気です。 穴があく原因の多くは、肺の表面に「のう胞」(「ブラ」とも言います)が生じ、これが破れるためです。 ブラができる理由や破れる理由は、現在でも正確には分っていません。