肺にできたブラ(肺の膜の薄い部分のようなもの、肺の表面の薄い袋)が破けて、空気が胸腔内に漏れ出すことで起こります。 突然症状が現れ、一度治っても再発率が高い病気です。 このような病気を自然気胸といいます。 事故や刺創、肋骨の骨折などの外傷により、肺を傷つけることで起こることもあります 。
肺気胸はどうしてなるの?
明らかな原因がなく発症する気胸を「自然気胸」といい、20歳前後の長身、やせ型の男性に多く見られます。 高齢者の場合は、喫煙者で栄養状態が良くないと発症することがあります。 交通事故や高所からの転落などによって、肋骨が折れ、肺に刺さることによって発症する気胸を「外傷性気胸」といいます。
気胸 イケメン病 なぜ?
自然気胸の大きな特徴は、「背が高く」「やせ形」の「若い男性」に多いこと。 つまり、スタイルのいいイケメン! そのため、イケメン病とも呼ばれているのだ。
肺気胸 どうすれば?
軽症の気胸の多くは安静のみで良くなります。 少し進んだ気胸は空気を抜いたり(脱気)、細い管を留置したり(胸腔ドレナージ)します。 気胸が再発しやすい(繰り返す)原因は、安静や胸腔ドレナージで治療しても気胸の原因であるブラが残っているためです。 安静や胸腔ドレナージでは約50%が再発します。
イケメン病 何科?
まずは、呼吸器の専門医がいる病院(呼吸器内科・呼吸器外科など)を受診することをおすすめします。 早急に空気を抜き、肺を膨らませる処置や止血処置の必要性があります。 肺気胸の症状が疑われる場合は、自己判断せずに早めに病院を受診しましょう。