前庭神経炎の症状は、突然、回転性のめまいが起こります。 症状は激しく、じっとしていても、頭や体がぐるぐる回る感じがします。 また、悪心や嘔吐を伴う場合もあります。 こうした前庭神経炎の症状は、2~3日続くことが多く、1週間程度は歩くことができない場合もあります。
前庭神経炎はどのくらいで治るのか?
仕事の復帰には1~2週ほどかかることが多いですが、予後は良好で多くは1~3ヶ月で完全に回復します。 後遺症として急に頭を動かしたときの動揺感が残る場合があります。 通常再発はしません。
めまいが何日も続く?
めまいを繰り返す場合、メニエール病(※後述)などの病気の可能性があります。 他にも脳出血、脳梗塞などによるめまいの可能性もあり、放置すると危険です。 また、目の異常、首の異常、血圧など様々な要因でめまいは発症しますので、少しでも不安な場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
メニエール めまい 何日も続く?
メニエール病の症状 数時間~数日続くめまいを繰り返すことが特徴です。 頭痛・耳鳴りや耳がつまった感じを伴うことも多く、めまいの前兆としてこれらがあらわれることもあります。 雨や天気の悪い日に起こりやすい病気です。
前庭神経炎 どうする?
前庭神経炎の治療は、めまいが起こっている急性期とめまいが治まってからの回復期に分けられます。 急性期には、炎症を抑える力が強いステロイド薬、抗めまい薬、吐き気が強い場合は吐き気止めを点滴で行います。 ほかに、前庭神経の機能を向上させるために、血流改善薬、ビタミン剤などを使うこともあります。