強迫性障害の症状で、非常によくみられるのが「汚染/洗浄」と「確認」です。 「汚染/洗浄」は、ばい菌やウイルス、排せつ物などに、自分や周りのものが汚染されるように感じられ、強い不安に襲われます。 そのような汚染を防ぐために、何回も手や体を洗ったり、汚れがついていると思うものに触れることを避けたりします。
強迫性障害 何度も手を洗う?
強迫性障害は不安障害の一種です。 たとえば、「手が細菌で汚染された」という強い不安にかきたてられて何時間も手を洗い続けたり、肌荒れするほどアルコール消毒をくりかえしたりなど、明らかに「やりすぎ」な行為をともないます。
潔癖症 何回も手を洗う?
「異常なほど手を洗う」「手洗いがやめられない」。 このような人は潔癖症とか神経質と呼ばれて性格の問題と考えられてしまいがちですが、異常な手洗いは「強迫性障害」という疾患によくみられる症状です。 強迫性障害の人は、自分にとって汚いと感じる物を触ってしまうと、すぐに手を洗わなくてはいられません。
強迫性障害 いつから?
強迫性障害の発症年齢は、平均して20歳前後です。 また若干、男性のほうが早く発症する傾向があります。 女性では、結婚や出産など生活の変化を機に発症するケースが多くみられます。 日本で行われた調査によると、男性の平均発症年齢は22歳、女性では24歳となっています。
強迫性障害 どのくらいで治る?
強迫性障害の治療の経過は、まずは内服治療を含めた治療を開始後、強迫症状の強固さに応じた個人差はありますが、約2週間から3ヶ月程度で症状が軽快傾向へと向かう方が多いです。