強迫性障害(OCD)は、適切な治療によって治る病気です。 症状の程度も現れ方も人によって違うので、自己判断で素人療法を行うのは危険です。 まずは、通院しやすい地域にある病院の「精神科」や「精神神経科」を受診しましょう。
強迫性障害の受診の目安は?
次のようなサインがあれば、専門の医療機関に相談することを考えてみてください。 手洗いや戸締まり確認に時間をとられる、火の元を確認しに何度も家に戻る結果常に約束に遅れるといった弊害や、日々の強い不安や強迫行為にかけるエネルギーで心身が疲労して健全な日常生活が送りにくくなってきます。
強迫性障害 何度も確認?
強迫性障害では、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れず、わかっていながら何度も同じ確認などを繰り返すなど、日常生活にも影響が出てきます。 意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。
強迫性障害の通院頻度は?
基本的には症状が安定するまでの間は1~2週間に1回ずつ、その後は2週間に1回程度のペースで通っていただくことが多く、症状が安定してきたら間隔を空けて通院して頂きます。 問診と検査によって症状の程度と病気の原因を特定し、それぞれに最も適切な治療(精神療法、薬物療法など)を行っております。
強迫性障害の通院期間は?
症状が安定している期間も、薬物療法や・心理療法を急に中止してしまうと再発しやすく、症状の再燃を引き起こしやすくなるために、症状が安定していても、約半年から1年半治療を継続する事が望ましいです。 この期間に、症状が再燃していない事を確認した後に、半年から1年程度の期間をかけてゆっくりと減薬を行います。