男性で二次性徴発現前に去勢を行うと、精巣上体(副睾丸)、前立腺、陰茎などの副性器の発育が停止して萎縮(いしゅく)や性器発育不全をおこし、中性的な体型の男性(いわゆる類宦官(かんがん)症)となる。 成人になってから去勢すると、二次性徴が徐々に退行し、性欲減退などがみられる。
男が去勢するとどうなる?
去勢をすると、男性ホルモンの分泌が抑制されるので性衝動が起こりにくくなる効果があります。 オスは発情中のメスのホルモンのにおいを嗅ぐと、興奮してしまいます。 発情中のメスを求めて、庭や玄関、散歩中に脱走して迷子になるオスもめずらしくありません。 去勢をすれば、メスが原因で迷子になりにくくなるでしょう。
去勢後の変化は?
また、去勢や避妊手術をすると、性ホルモンの分泌に変化が生じます。 オス犬の去勢後は、攻撃性や闘争心を駆り立てる男性ホルモンであるテストステロンの分泌が減少します。 そのため、去勢をしたオスは性格が手術前より柔和になりやすく、飼い主さんに対しても甘えん坊になる可能性があるでしょう。
去勢のリスクは?
手術にリスクはある? 去勢手術にかかわらず、全身麻酔のリスク、体にメスを入れ手術を行うことはリスクを伴います。 術後は、傷口の感染などもありえるので、抜糸までは、傷口が汚れるようなシチュエーション(雨の日の散歩、泥はねが起こるような道)は避けましょう。 また、手術後は、ホルモンバランスの変化により、太りやすくなります。
去勢 大人しくなる なぜ?
去勢手術をすることで、家庭内における問題行動が減少します。 とくに、発情した時のマーキングや叫ぶなどの行動が減るので、飼育しやすくなります。 また、性格的にも大人しくなる猫が多いので、ほかの猫とのケンカも少なくなり、メス猫を求めて脱走するリスクも低下します。