手術は全身麻酔をして行います。 全身麻酔前には、12時間以上の絶食が必要です。 全身麻酔をかけると、意識はもちろんのこと、全身の力も抜けてしまいます。 このとき、もし胃の中に未消化物が残っていると手術中にそれを吐いて、誤嚥してしまう可能性があります。
去勢手術 絶食 なぜ?
絶食・絶水が何故重要かと言うと、命の危険に関わる誤嚥性肺炎を防ぐためです。 麻酔で消化管機能が低下するため、胃の内容物が逆流し、気管や肺に入りやすくなり、結果として誤嚥性肺炎が起こりやすくなってしまいます。
去勢後の餌 いつまで?
もし手術まで日が迫っている場合は、術後1ヶ月ぐらい時間をかけて徐々に新しい餌に切り替えていきましょう。 去勢・避妊によるホルモンバランスの変化は、手術前の状態に戻ることはないので、基本的にはずっと去勢・避妊後用の餌を与え続けても大丈夫です。
去勢後 ご飯 いつから?
去勢手術を行った当日は、麻酔の影響を考慮して食事は控えるよう指示されることが多いです。 手術した時間や状況により、食事開始のタイミングが異なるので、退院の際に獣医師に確認するとよいでしょう。 また、飲水も舐める程度から与え、むせたり吐いたりがなければ、徐々に自由飲水にしていきます。
犬手術 絶食いつから?
手術の前日・当日には食事の制限が必要になります。 通常、12時間絶食の状態で麻酔をかけますので、手術当日の食事は与えないで来院していただきます。 これは、胃内に食事が残っていると、麻酔の導入時や、覚醒時に嘔吐を誘発してしまい、嘔吐物が肺に入り肺炎などになってしまうことがあるためです。