伸展葬【しんてんそう】 世界各地で屈葬とともに最も古くから行われた葬法であるが,旧石器時代には屈葬例が多く,新石器時代を経て金属器文化の興隆とともに伸展葬が盛行するようになる。 日本でも縄文(じょうもん)時代から見られたが,盛んになるのは弥生(やよい)時代以降。
なぜ屈葬から伸展葬になったのか?
伸展葬に変わった理由はいくつかありますが、わざわざ身体を曲げる時間的余裕がなくなったことや、死 者が生き返らないことがわかったからだとされています。 また、この頃から墓が見られるようになったとされています。
縄文時代の埋葬姿勢は?
くっそう【屈葬】 座葬とも呼ばれ,死体の腕脚を折ってしゃがみこんだ姿勢で埋葬する方法。 日本では縄文時代から多く報告されている。
なぜ屈葬をするのか?
屈葬を行った理由としては、墓坑を掘る労力の節約、休息の姿勢、胎児の姿を真似ることによる再生を祈る、死者の霊が生者へ災いを及ぼすのを防ぐため、など様々な説がある。
墳丘墓 いつから?
墳丘墓 遺体埋葬地に土で塚を築く墳丘墓(ふんきゅうぼ)は、弥生時代前期から見られたが、比較的小規模であった。 弥生後期になると墳丘の規模が一気に大きくなり、その後の古墳へとつながっていく。