不調を抱えた犬の症状・原因について 狂犬病ウィルスをもっている動物にひっかかれたり咬み付かれたりすることで感染するのがほとんどです。 感染している動物の唾液の中に狂犬病の原因となるウィルスが含まれており、唾液が感染源となります。 また、強いウィルスとなると、目や口、気道からの粘膜感染という感染ルートもあります。
犬が狂犬病になるのはなぜ?
狂犬病は狂犬病ウイルス(リッサウイルス lyssavirus genus)に感染することで起こる病気です。 狂犬病ウイルスへの感染は、狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれたり、体に傷口があったときに、感染した動物の唾液と接触したりすることで起こります。
狂犬病にかかるとどうなる 犬?
潜伏期間後、狂犬病を発症すると、まず発熱、食欲不振、咬傷部位の痛みや掻痒感がおこり、次に不安感、恐水及び恐風症状(水を見たり、冷たい風にあたると首の筋肉がけいれんする症状)、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状が出ます。 そして昏睡状態に陥り、呼吸障害によりほぼ100%が死亡するという恐ろしい病気です。
犬 狂犬病ワクチン なぜ?
なぜ、狂犬病ワクチンだけが義務付けられているのかというと、それは狂犬病を発症した場合の致死率がほぼ100%の大変恐ろしい病気だからです。 また、狂犬病を発症した犬に噛まれると犬だけではなく、人間も感染・発症します。 そんな恐ろしい病気に愛犬がかからないようにするためにも、狂犬病のワクチンは必ず接種するようにしましょう。
犬 狂犬病かどうか?
ほとんどすべての温血動物(常に体温が一定の動物)に感染の可能性があります。 症状(イヌの場合)は? 犬は、狂犬病に感染すると1~2週間の短期間で発病します。 狂犬病の犬は、むやみに歩き回り、柱などの物体にかみついたり、地面を無意味に掘る、狼のような特徴的な遠吠えをするなどの異常行動をとります。