前十字靭帯損傷の症状受傷時は激しい痛みやブツッという断裂音(ポップ音)を感じることがあります。 また、靭帯からの出血により関節内に血液がたまり、関節の腫れを伴います。 受傷後は徐々に症状が改善し数週間で歩けるようになりますが、膝の不安定感や、膝が抜けるような感じ(膝くずれ)が生じることもあります。
靭帯を痛めるとどうなる?
靭帯の損傷により次のような症状が出現します。 ◇可動域制限(腫脹や痛みにより関節が動かしにくくなります。) ◇筋力低下(関節を動かさないと、筋収縮も抑制され、放置すると筋力低下、筋萎縮が進行します。) ◇関節不安定性(靭帯の損傷に伴い日常生活、スポーツ活動での関節の不安定性が起こります。)
靭帯損傷 何でわかる?
診察では膝関節に徒手的にストレスを加えて緩みの程度を健側と比較します。 緩みの程度を数値で評価できる専用の機器もあり、これを用いると診断の精度は高まります。 画像診断ではMRIが有用です。 X線(レントゲン)写真では靭帯は写りませんがMRIでははっきりと描出できます。
前十字靭帯断裂したらどこが痛い?
前十字靭帯損傷の症状は? 受傷時には膝関節の激痛とACLの断裂音(ポップ音)を感じる事が多いです。 急性期(受傷後3週間くらい)には膝の痛み・腫れ(関節内血腫)・可動域制限がみられます。 急性期を過ぎるといずれの症状も軽快してきますが膝の不安定感や膝崩れが徐々に目立ってくることがあります。
靭帯を痛めたら何科?
病院は何科? 捻挫の痛みが取れない、靭帯損傷・骨折の疑いがある場合は、整形外科を受診しましょう。