妊婦健診に行くと、血圧測定は毎回必ず受けることになります。 妊娠中は血液の量がそれまでよりも増えるため血圧が上がってしまうことがあり、血圧があまり高くなると「妊娠高血圧症候群」と診断されることも。 妊娠高血圧症候群とは、妊婦の7~10%に発症し、重症化すると母子の命にかかわる怖い病気。
妊婦 血圧測定 なぜ?
妊婦さんが自分の血圧の値を把握しておくことは、ご自身の体のためにも、おなかの赤ちゃんのためにも、とても大切なことです。 血圧とは、心臓から流れる血液が血管の壁を押す力のことをいいます。 心臓が収縮して血液を押し出す時の最も高い血圧を収縮期血圧、心臓が拡張して血液の流れが緩やかな時の最も低い血圧を拡張期血圧といいます。
妊婦検診 いつも血圧高い?
妊婦健診では毎回血圧を測定しており、収縮期血圧は140mmHg以上あるいは拡張期血圧が90mmHg以上の場合、妊娠高血圧症候群である可能性があり、より注意して妊娠管理する必要があります。 ただし、中には「白衣高血圧」が隠れている場合があり、その鑑別が大変重要になります。
妊娠中 高血圧 なぜ?
妊娠高血圧症候群は、未だに原因が解明されていない病気です。 最近の研究によると胎盤が正常通りに作られていないことで、様々な物質を異常に分泌してしまっていることが原因の1つである可能性が出てきました。 その中の物質が血管に作用して、妊娠高血圧症候群を引き起こしているのではないかと言われています。
産婦人科 血圧測る なぜ?
妊娠高血圧症候群の早期発見のために測定します。 最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上が高血圧です。 高血圧とはこれまで無縁だったという人も、妊娠をきっかけに「妊娠高血圧症候群」と診断され、戸惑うこともあります。