以下のヘモグロビン(Hb)値およびHct値は貧血として分類される: 第1トリメスター:Hbが11g/dL未満;Hctが33%未満 第2トリメスター:Hbが10.5g/dL未満;Hctが32%未満
妊娠貧血の基準値は?
「妊婦貧血」とは、「妊婦に認められる貧血の総称」であり、その診断基準はヘモグロビ ン(Hb)値 11.0 g/dL 未満、またはヘマトクリット(Ht)値 33 %未満です。 妊婦貧血は全妊娠の 20 %に発症し、その大部分は妊娠に起因する鉄欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血または両者を 合併したものです。
妊娠中の貧血いつから?
特に、赤ちゃんが大きく成長する妊娠24~32週が貧血になりやすい時期です。
貧血の危険な数値は?
女性は 11g/dl 以下、男性は 13g/dl 以下だと「貧血」と判断されますが、この程度ではほとんど自覚症状はありません。 男女とも 10g/dl 以下になると、「中等症から重症の貧血」で、貧血になると全身の細胞に酸素が行き渡りにくくなり、頭痛やだるさ、肩コリなどの症状を引き起こします。
妊娠初期の貧血のような症状は?
妊娠初期は貧血や自律神経の乱れ、低血圧などでめまいや立ちくらみといった症状が起こることがよくあります。 ただし、めまいの症状が長く続いたり、目のかすみや頭痛・腹痛を伴うようなめまいが起こる場合は医師に診てもらうのがおすすめです。