妊産婦が患う痔は、なんと95%以上がいぼ痔! 妊娠中は、赤ちゃんの成長とともに大きくなった子宮が、直腸や肛門部を圧迫することで、うっ血をきたし、痔になりやすくなります。
妊娠 痔 何割?
痔の発症率は、妊娠から出産に至るまでの時期によっても異なります。 痔を発症した妊産婦を時期別にみた海外の報告によると、妊娠初期(~13週6日)の発症が1.6%、妊娠後期(28週0日~)が61%、出産後1ヵ月までの間が37.4%となっており、妊娠後期から出産後にかけて、発症リスクが高まっています。
妊娠中の痔 何科?
おしりの症状があれば肛門科へ。 たいていの妊婦さんは、まず産婦人科の医師に相談されるようですが、産婦人科でもらった薬で治りにくい場合や、おしりに出っ張りや痛みなどの違和感、なかでも出血がある場合は肛門科を受診してください。
女性 痔 何割?
女性が痔になりやすい原因は生理・妊娠・出産、そして便秘 男性と比べて女性の方が痔になりやすいと言われます。 実際に、当院の患者さんの約7割は女性です。
妊婦 なんで痔になる?
妊娠すると、卵胞ホルモンの分泌が抑えられ、黄体ホルモンを分泌し続けるのです。 黄体ホルモンが多く分泌されると、腸の働きが悪くなり、便秘が引き起こされ、その結果痔になってしまいます。 また、妊娠初期から中期にかけて子宮が増大することによって、直腸から肛門周辺にかけての血管が圧迫、鬱血することも痔になる原因の一つです。