しゃっくりは医学用語では『吃逆(きつぎゃく)』と呼ばれ、肺の下に位置する横隔膜のけいれんによって起こります。 横隔膜のけいれんに連動して声帯の筋肉が収縮し、狭くなった声帯を急激に吐く息が通るために一定間隔で「ヒック」と発音する現象が起きます。
しゃっくりを止めるにはどうしたらいいの?
ポイントは、深く息を吸い込んでゆっくり吐くことです。 10秒かけて限界まで大きく息を吸い込み、10秒〜15秒息を止め、さらに10秒かけてゆっくりと息を吐いてください。 これを繰り返します。 紙袋の中で息をすることも、息を止めるのと同じような効果が期待できます。
しゃっくりで死にますか?
【回答】昔から「しゃっくりが100回続くと死ぬ」という言い伝えがあります。 しゃっくりが100回続いて死ぬということはありませんが、それほどまでに辛いということでしょう。 ギネスブックには、68年間しゃっくりが続いたというアメリカ人男性の記録が残されています。
しゃっくりが止まらない病気は何ですか?
脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・脳動脈瘤・てんかん等の「脳の病気」により、しゃっくりが起こる場合があります。 脳の病気が原因で起こるしゃっくりは、2日間以上しゃっくりが続く「難治性しゃっくり」に分類されます。 脳と脊髄を繋いでいる中枢神経が刺激を受けることで、しゃっくりが起こると考えられています。
しゃっくりの原因は何ですか?
しゃっくりは、横隔膜の不随意のけいれんの後に声門が音を立てて素早く閉じることが繰り返し起こるものです。 横隔膜は腹部と胸部を仕切っている筋肉で、1回1回の呼吸を起こす働きがあります。 声門は、声帯間の開口部で、これが閉じることで肺への空気の流れを遮断します。