肺から吸い込んだ酸素は、ヘモグロビンの鉄分と結びつき、血液によって全身の細胞にくまなく運搬されます。 そして細胞内のミトコンドリアで体内に摂取された糖や脂肪、タンパク質などの栄養素が燃焼(代謝)され、ATPを生成します。 酸素がなければATPが生み出されず、人は生きることができません。 31 июл. 2018 г.
なぜ酸素を取り込む必要があるのか?
私たちのからだは、食べ物などの栄養を酸素で燃やし、エネルギーを取り出しています。 ですから、二酸化炭素が出てくるのです。 つまり、生きていくために必要なエネルギーを取り出すために酸素を取り入れ、燃えかすとなった二酸化炭素をはき出すために呼吸をするのです。
酸素がなくなるとどうなるのか?
酸素は息を吸うときに体の中に取り込まれ、一方、二酸化炭素は息を吐く時に体の外に排出されます。 つまり、酸素が足りなくなると、全身のエネルギー不足が起きます。 その結果息苦しいだけでなく、疲れやすい、注意力や記憶力の低下、頭痛、不眠、血が濃くなる(多血症)などの様々な症状と内臓への負担が出現します。
人間は何を吸って何を吐く?
人間の呼吸は「酸素を吸って二酸化炭素を出す」といわれるが、実際に吐く息の成分は酸素の方が多い。 空気中には酸素が約20%、二酸化炭素が0.03%含まれている。 それに対し吐く息には酸素約16%、二酸化炭素約4%。
酸素はどこからきたのか?
地球ははじめ水蒸気と二酸化炭素というガスにおおわれていました。 やがて地球表面の温度が下がると、水蒸気が海となりました。 その海の中で生物が生まれ、長い時間をかけて、太陽の光と水をもちいて光合成をおこないました。 その結果として地球上の酸素が増えていったのです。