普通の状態であれば、人間は最初に「トイレに行きたい」と感じてから1時間程度は我慢することができます。 しかし、尿意切迫感の症状が出ている方の場合は、強い尿意が突然訪れるとともに、一度その尿意を感じると我慢することが難しいのが特徴です。
おしっこ 我慢 どれだけ?
1日の排尿量と回数一般に成人の1日尿量は、1000~1500mlとされます。 1回排尿量では、膀胱に200ml溜まれば日常生活に支障が無いとされます(我慢すると300ml以上も溜まります)。 このことから、1日の排尿回数は普通では7~8回程度となります。
おしっこを我慢し続けるとどうなるか?
頻繁にトイレを我慢していると膀胱の筋肉が衰え、年齢を重ねたときに尿閉になりやすくなります。 また、あまりに大量の尿をため込んでしまうと、膀胱でバクテリアが繁殖し、膀胱や泌尿器系が伝染病にかかる可能性を高めてしまうのです。
尿意を我慢できるのはなぜ?
強い尿意を感じても排尿を我慢することができるのは、外尿道括約筋を収縮させて排尿を抑制しているためです。 排尿を我慢した後に排尿しようとしてもすぐに出ないのは、多量の尿によって弛緩していた膀胱の筋肉が、収縮を始めるまでに時間がかかるからです。
何時間で尿になるか?
自分自身の排尿の状態を知ろう 一般的に排尿の回数は1日に5~7回くらい(昼間の排尿の間隔が約3~5時間)が正常といわれています。 1日の排尿回数が8回以上に及ぶと「頻尿」とされます。 また、毎晩のように就寝後から起床前までの間に排尿のために起きなければならない場合は、「夜間頻尿」と見なされます。