肛門の粘膜の下には、網の目状の静脈「直腸静脈叢」があります。 妊娠すると、腸・肛門周りの血流が悪くなり、この静脈がうっ血を起こし、イボ痔の原因となります。
妊娠中 いぼ痔 なぜ?
・妊娠中は黄体ホルモンが分泌され、その影響により腸の動きが悪くなることや、普段より運動量が減るため便秘がちとなり、肛門周囲にうっ血し痔が生じやすくなります。 ・分娩時の出血を止めやすくするため、妊娠中は血液を固まらせる物質が増加します。
妊娠中 いぼ痔 どうする?
ほとんどの場合は便秘をしないように食事や排便の習慣に注意し、症状が出た場合にも軟膏(なんこう)や坐剤(ざざい)などのお薬を使うことで楽になってきます。 軟膏や坐剤に関しては通常の使用の範囲では妊娠の経過に影響を与えることはほとんどありません。 医師や薬剤師と相談しながら使ってください。
妊娠中のいぼ痔 何科?
さまざまな原因が考えられますので、かゆみも含め、ご本人が気になれば肛門科を受診してください。 妊娠中の痔の治療については、お薬を塗ったり、痛み止めの内服が可能であれば飲んでもらったりします。
出産 痔 なぜ?
妊娠中の赤ちゃんの重みによる「うっ血」や、出産時の「いきみ」などで、ママのおしりは痔になりやすくなっています。 また出産後も、授乳や育児疲れで便秘をしやすく、痔ができてしまうこともあるのです。