認知症の有病率は年齢とともに急峻に高まることが知られています。 現在、65歳以上の約16%が認知症であると推計されていますが、80歳代の後半であれば男性の35%、女性の44%、95歳を過ぎると男性の51%、女性の84%が認知症であることが明らかにされています(表1)。
認知症 どれくらいいる?
高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。 「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人となっており、6人に1人程度が認知症有病者と言えます。
認知症って何歳ぐらいからなる?
一般的に認知症とは、65歳以降の高齢者が発症する病気です。 認知症は高齢者がなるものというイメージがあるのも、このためです。 一方、若年性認知症は、64歳未満の若い世代が発症する認知症です。 発症平均年齢は50歳前後であるため、いわゆる「働き盛り」の方が発症するのが、高齢者の認知症と異なる特徴です。
アルツハイマー型認知 何割?
アルツハイマー型認知症は認知症の中でも発症率が高いです。 認知症全体の約70%を占めています。
認知症 どこまで進む?
進行過程の段階としては、前兆(軽度認知障害)、初期(軽度)、中期(中度)、末期(重度)という経過をたどります。 もちろん、進行を食い止めることも可能です 初期症状は記憶障害がほとんどで、直前にしたことが思い出せなかったり、いつも行っている作業に時間がかかるようになります。