これまで、抗認知症薬はドネぺジル(商品名アリセプト)しかありませんでしたが、五年前からガランタミン(レミニール)、リバスチグミン(イクセロンパッチ)、メマンチン(メマリー)の三種類が追加されました。 これらの四種類の薬はアルツハイマー型認知症(ATD)に有効で、認知機能の改善や認知機能障害の進行抑制が期待できます。 30 июл. 2016 г.
認知症に効く薬は何ですか?
認知症に対して医学的に効果があると証明されているのは、現在アリセプト®、レミニール®、イクセロンパッチ®とリバスタッチ®のみです。 それ以外にも効果がある薬がある可能性はありますが、効果や安全性がはっきりしない薬を積極的にお勧めするのは難しいところです。
認知症の薬錠剤は?
メマリー®は、脳内のグルタミン酸(記憶や学習に関わる神経伝達物質の一種)の過剰分泌による脳神経細胞の死滅を防ぎ、従来の記憶形成に近い働きを促す治療薬です。 錠剤や口腔内崩壊錠などがあり、主に中等度~重度のアルツハイマー型認知症の患者に処方されます。
認知症の第一選択薬は?
我が国で唯一の認知症薬として長らく用いられてきた「アリセプト」は、日本のエーザイが世界で初めて開発した抗認知症薬です。 この薬は、3mg・5mg・10mgの3種類あり医療保険の適用はアルツハイマー病にのみ処方することができる薬です。
認知症薬の使い分けは?
病状の進行度に応じた薬の使い分け 無気力や無反応、意欲減退がみられる場合は「ドネぺジル」、不安や妄想があり、理性の低下、攻撃性などの情緒不安定がみられる場合は「ガランタミン」が選択されます。 また、日常生活における機能の低下がみられ、薬を飲み忘れてしまう方の場合は、貼り薬の「リバスチグミン 」が適しています。