認知症の診断は、症状の経過を聞き取る問診、医師による診察、記憶障害などの程度を調べる神経心理検査、脳の状態を調べる画像検査などの結果から総合的に行われます。
認知症テストの種類は?
認知機能テストは2種類ミニメンタルステート検査(MMSE検査):見当識や計算力、図形の描写力などを評価長谷川式スケール:認識力や計算力などを評価コース立方体テスト:積み木を使い、視空間認知や知能を評価レーヴン色彩マトリックステスト:カラーの図柄を用い、欠如部分にはまるピースを選ぶ
認知症の検査はどんな検査?
脳画像検査は、脳の画像を撮影し、 脳の萎縮などの状況や脳血流の低下具合 ==を調べ、脳の器質的病変から認知症の診断をします。 具体的な手法は、CT・MRI・VSARDなどの脳の形状をみる検査と、脳SPECTなどの脳の働き具合をみる検査があります。
認知症検査の頻度は?
70年以上の歴史がある検査方法ですが、認知症が疑われる方が全員受けるわけではありません。 また、同じ検査を実施する場合、最低1年程度の間隔を開けた方が良いとされています。
CT検査で認知症がわかりますか?
CT検査は、脳疾患のスクリーニングだけでなく、直接、認知症を発見することも可能です。 アルツハイマー病の患者様は、記憶を司る側頭葉という部分と脳の真ん中にある海馬という部分に萎縮が見られます。 これが画像からダイレクトに発見できるわけです。 CT検査は認知症と脳疾患を発見する検査です。