高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。 「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人となっており、6人に1人程度が認知症有病者と言えます。
有病率 どこまで増える認知症?
従来の主だった疫学研究報告1)における最大公約数的な知 見として,65∼69 歳での認知症有病率は 1.5%だが,以後 5 歳ごとの倍に増加し,85 歳では 27%に達するといわれてき た. そして 2011 年時点でわが国の 65 歳以上の高齢者におけ る有病率は 10%程度と推定されていた.
認知症 何歳から 平均?
推定発症年齢の平均は51.3±9.8歳(男性:51.1±9.8歳、女性:51.6±9.6歳)です。
認知症 65才以上 何人に1人?
65歳以上の高齢者の認知症患者数と有病率の将来推計についてみると、平成24(2012)年は認知症患者数が462万人と、65歳以上の高齢者の7人に1人(有病率15.0%)であったが、37(2025)年には約700万人、5人に1人になると見込まれている(図1-2-12)。
認知症 何歳からが多い?
認知症の方の多くは65歳以上の高齢者です。 そう考えると65歳以上の高齢者になると認知症の可能性が高くなると言えるでしょう。 では65歳以下の方には認知症は発症しないかというとそうではありません。 厚生労働省の調査によると平成21年時点での全国における65歳未満の認知症者数は3.78万人と推計されています。