特に認知症の場合、運動機能の低下により歩行スピードの低下、注意を伴った情報処理能力の障害により、転倒のリスクは高くなります。
認知症 転倒転落 なぜ?
認知症が進行すると、脳だけでなく体の機能も少しずつ低下していくため、転倒しやすくなります。 転倒は骨折や寝たきりの原因にもなるため、介護のうえでも注意が必要です。
高齢者はなぜ転倒しやすいのか?
高齢者が転倒しやすいのは、加齢により筋力やバランス感覚といった身体機能が衰えてしまっているからです。 高齢者は歩くときに足が高く上がらずに「すり足」になりがちなので、ちょっとした段差や障害物などにつまずきやすくなります。
転倒リスク なぜ?
筋力低下や平衡機能低下などの加齢変化と、疾病による身体的疾患によって、歩行能力の低下がもたらされます。 さらに、睡眠薬や抗うつ薬などによる薬物の影響や、段差や履物などによる物的環境が加わって、転倒を招くのです。 また、これまでに転倒したことのある患者さんは、再転倒に至る可能性が高くなることがわかっています。
認知症 何度も転倒?
認知機能の低下 認知症は認知機能が低下する病気です。 例えば認知機能の中でも記憶力に障害が起こると、今まで経験したことを忘れてしまい、同じ場所の段差で何度も転倒を繰り返すこともあるでしょう。 また、見当識障害が起こると、場所の感覚をつかむことが困難になります。