日本でこれだけのスギ花粉症患者が増加した理由には、戦後の歴史が背景にあります。 焼け野原になった日本の復興のために、日本各地でスギが大量に植栽されました。 そして、花粉を多く産出する樹齢30年ほどのスギの木が1960年代には各地で増え、1970年代にスギ花粉症が急速に増加した、というわけです。 18 мар. 2019 г.
なぜ日本だけ花粉症?
しかし、花粉症がここまで深刻なのは世界でも日本だけ。 海外でも牧草地を中心にブタクサによる花粉症例はありますが、社会問題化するほどではありません。 日本で花粉症患者が増えた一番の理由、それは戦後の日本でスギやヒノキの木が大量に植林されたことが挙げられます。
日本人の何%が花粉症?
スギ花粉症は日本特有の花粉症(英名:Japanese Cedar Pollinosis)で、アメリカに多いブタクサ花粉症、ヨーロッパに多いイネ科花粉症と並んで、世界の3大花粉症とされています。
なぜ東京は花粉が多いのか?
都会の空気には自動車の排気ガスが地方よりも多いため、体内でアレルギーを引き起こす抗体の生成を促進させ、その結果、アレルギー症状を2倍にも悪化させるといわれています。 また、花粉だけでなくダニやカビ、ホコリ、ペットの毛などのアレルゲンも、アジュバント物質と一緒に吸うことで、アレルギー症状が悪化するようです。
日本人の何パーセントが花粉症?
それによると、花粉症の 有病率は1998年が19.6%、2008年が29.8%、2019年には42.5%で1 0年ごとにほぼ10%増加しています。 スギ花粉症も同様の傾向で増加しており、2019年 には38.8%でほぼ3人に1人がスギ花粉症と推定されています。