りんごの表面がツルツルしたり、ベタベタするのはワックス(被膜剤)ではありません。 りんごは成熟するにつれてリノール酸やオレイン酸などの脂肪酸が増えてきます。 これが皮に含まれるロウ物質を溶かし、表皮に現れてくるため、ネトネトしたように状態になります。
りんごにワックスがついているのは何故?
なぜ、りんごの表面にろう物質の膜がつくられるのでしょうか? りんごの表面につくられるろう物質の膜には、水分の蒸発を抑えたり、病原菌の侵入を防いだりする重要な働きがあります。 この働きによって、果実の新鮮さを保っているのです。
りんごのさびって何?
そのベタつきの正体は、りんごが熟するにつれてリノール酸とオレイン酸が増え、皮に含まれるメリシン酸やノナコサンという固形物質を溶かすことにより生じる現象です。 つまり、りんご自身が作り出した質物で、農薬やワックスではありません。 なお、りんごの種類によってもロウ物質の分泌量が異なるようです。
りんごは何に良いの?
幅広いりんごの効用動脈硬化など生活習慣病の予防に血糖値が気になる方に高血圧の予防に便秘の解消に胃腸に優しい働きに貧血の予防に赤ちゃんの整腸作用に虫歯予防にりんごの栄養価
りんごの品種は何種類ありますか?
りんごの品種は、世界中で約15,000種類、日本では約2,000種類もあります。 県りんご試験場では約300種、県内では約50種が栽培されています。