リンパ腫は「血液のがん」の一種で、リンパ節などにあるリンパ球ががん細胞になってしまった病気です。 がん細胞とは、正常な細胞であったものが、遺伝子の異常などが細胞に起こることによって「正常な機能を持たないまま」「過剰に増殖するようになってしまう」細胞です。
リンパの癌の種類は?
リンパ腫は大きく分けて、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の2種類に分けられます。 日本では非ホジキンリンパ腫の患者さんが多く、リンパ腫全体の約90%を占めています1)。 さらに、非ホジキンリンパ腫は、リンパ腫のもととなる リンパ球 の種類(→リンパ腫とは)によって、B細胞リンパ腫とT/NK細胞リンパ腫に分かれます。
リンパ腫 なぜなる?
悪性リンパ腫が発症する原因としては、ウイルス(EBウイルスなど)、細菌(ピロリ菌)、自己免疫疾患(関節リウマチなど)、免疫不全を引き起こす薬剤治療(メトトレキサートなど)、化学物質への暴露が挙げられますが、原因が明らかではない場合も少なくありません。
悪性リンパ腫になるとどうなる?
症状が進行すると発熱や全身の倦怠感、体重減少、皮膚の赤み、腫れ、かゆみ、嘔吐などさまざまな症状が出てくる。 また、しこりが気道や血管、脊髄などを圧迫すると、気道閉塞や血流障害、まひなどを引き起こすことも。 また、悪性リンパ腫がほかの臓器や器官へ広がっていくと、それぞれの転移先特有の症状が出現。
悪性リンパ腫は悪性腫瘍ですか?
悪性リンパ腫は白血球の中のリンパ球ががん化した悪性腫瘍で、リンパ節が腫れたり、腫瘤ができる病気です。