ロタウイルスは、乳幼児の急性重症胃腸炎の主な原因ウイルスとして知られています。 ロタウイルスに感染すると、2~4日の潜伏期間(感染から発病までの期間)の後、水のような下痢や嘔吐(おうと)が繰り返し起こります。 その後、重い脱水症状が数日間続くことがあります。 発熱や腹部の不快感などもよくみられます。
ロタウイルス 何で?
ロタウイルスは感染者の便に大量に含まれており、その便に触れた手指を介して、口から入ってしまうことで感染します。 便との接触だけではなく、感染者が触れたものに間接的に触れることでも感染する可能性があります。 汚染された水や食品を介して、ロタウイルスが口に入って感染することがあります。
ロタウイルス 感染症法 何類?
「感染性胃腸炎(病原体がロタウイルスであるものに限る。)」 は定点報告対象(5類感染症)であり、指定届出機関(全国約500カ所の基幹定点医療機関)は週毎に保健所に届け出る。
ロタウイルスワクチンの二次感染は?
接種後1週間以内程度は、ワクチンウイルスが便中に排泄されます。 排出されたウイルスにより周りの方が感染し、胃腸炎を発症する可能性は低いことが確認されていますが、二次感染予防のため、おむつ交換後には、石鹸で十分な手洗いをするなど、注意が必要です。 接種後に吐き出してしまった場合でも、再接種の必要はありません。
ロタウイルス 何歳まで感染?
また脳炎・脳症の原因となることもあります。 ロタウイルスは感染力が非常に強く、ほとんどの子どもが5歳までに感染すると言われ、例年冬から春にかけて流行します。 くり返し感染することがありますが、とくに初めて感染したときに症状が強くあらわれ、乳幼児では激しい嘔吐や下痢により脱水になるなど重症化することがあります。