褥瘡はどんな人がなりやすいのですか? 寝たきりの人、意識障害や麻痺などにより自力では身体が動かせない人、また、栄養状態が悪い人、皮膚が弱い人などで、高齢者はもちろん若い人でも褥瘡になります。 1 сент. 2017 г.
褥瘡どんな人がなる?
自分で体位変換ができず長期間寝たきりで、栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている(高齢者、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)人が、圧迫だけでなく摩擦やずれなどの刺激が繰り返されている場合は褥瘡になりやすいといえます。
なんで褥瘡ができる?
褥瘡(床ずれ)は、皮膚の同じ部分(特に骨が突出している部分)への圧迫が持続することで起こります。 ベッドのマットや布団、車いすなどにより外から圧迫を受けると、体の中では皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押しつぶそうとする力、左右に引っ張ろうとする力などがかかります。
褥瘡があるとどうなるか?
初めは圧迫を受けた部位が赤くなり、水疱(すいほう)や紫斑(しはん)が現れます。 浅い褥瘡では浅いびらんが、深い褥瘡では急性期を過ぎたころに創面が徐々に黒ずんで、壊死(腐った)組織が出てきます。 褥瘡がひどくなると皮膚の下にポケット(空洞)をつくったり、細菌感染して膿が出ることもあります。
寝たきり 褥瘡 なぜ?
しかし、寝たきりの人は自分で体位を変えることができないため、同じ場所にずっと体重がかかり、骨の出っ張っているような部位に褥瘡が生じてしまうのです。 また、加齢によって皮膚が薄くなっていたり、栄養状態が悪かったり、糖尿病などの持病により、感染に対する抵抗力が落ちていることも、褥瘡が発生する要因になります。