乳がんの場合は、手術後2、3年もしくは5年前後くらいに起こることが多いものの、10年から20年を経過してから再発することもあります※。 手術をした側の乳房や胸壁、その周囲の皮膚やリンパ節にがんが再発することを「局所再発」といいます。
乳癌 再発 何年以内?
乳がんの再発は治療後3年以内に起こることが比較的多いとされていますが、5~10年後に再発する場合もあります。 再発には“局所再発”と“遠隔転移”の2種類があります。
乳がんの5年再発率は?
病期ごとにみると、手術後5年以内の再発率は、I期では10%程度、II期では15%、III期では30~50%となっています。
乳癌の再発部位は?
初再発がどこに起こりやすいかをみると骨29.1%、肺19.2%、局所リンパ節15.2%、局所皮膚12.1%、肝8.2%、胸膜5.7%、遠隔リンパ節4.5%、脳2.6%の順です。
乳癌の再発しやすいタイプは?
再発しやすい乳がんのタイプもあり、「HER2陽性」「トリプルネガティブ」は最初の2年間に再発することが多く、「ルミナルA」「ルミナルB」の場合は治療後5年以降でも再発が起こる可能性があります。 また、再発までの期間が2~数年以内と短い場合は悪性度が高いとみなされることがあり、慎重に検査を行って治療方針を決めます。