乳腺炎は「乳腺に炎症が起きている状態」です。 産後3か月以内、特に産後2-3週間で起こることが多いと言われていますが、授乳期間中ならいつでも起こる可能性があります。 症状としては乳房の熱感、痛み、腫れ、風邪のような全身の不調(発熱や倦怠感(だるさ))が出てきます。 3 мар. 2020 г.
なんで乳腺炎になる?
乳腺炎の原因は、おっぱいの通り道である乳管が詰まってしまうことです。 乳管が詰まると管の中の圧力が上がり、また、周りに炎症が起こるために、症状があらわれます。 初めてのお産の方は乳管が細く未発達なためにおっぱいが詰まりやすく、とくに乳腺炎になりやすいとされています。
乳腺炎 膿 どんな感じ?
乳房の内側は痛みと熱が著しく、押すと痛いしこりを触れます。 さらに、わきの下にあるリンパ節が腫れて痛むこともよくあります。 膿瘍が皮下に近いところにできると、その部分の皮膚は光沢をおびて暗紫色となり、触るとやわらかく波動を感じます(水のはいった袋を触れるような感じ)。
乳腺炎 どうやってわかる?
まず、問診してどんな症状があるか聞く。 それから触診・視診でしこりの有無を確認していく。 炎症の程度を調べるためには、血液検査をして白血球やCPRの増加などを調べる。 マンモグラフィ(乳房のエックス線検査)や超音波(エコー)検査によって、腫瘤(しゅりゅう)や乳管の拡張有無を調べる場合もある。
乳腺炎 ほっておくとどうなる?
この硬い、痛い、赤い乳房の一部をそのままにしていますと、うつ乳性乳腺炎から細菌感染が合併し化膿性乳腺炎になり、さらに 放置すると膿をためた乳腺膿瘍へ進んでしまいます。 このように初乳から授乳が順調でないと感じた時、不安があった場合には、できるだけ早く助産師に相談することです。