通常は、乳管の発育が未熟で乳汁の通過が悪く、乳汁がうっ滞しがちな、授乳に不慣れな若い初産婦(しょさんぷ)の出産後1~2週間、すなわち産褥期(さんじょくき)の早期に発症することが多いものです。
乳汁うったい いつ?
正しい授乳間隔 授乳の間隔が3時間以上空いてしまうと、作られた乳汁がうっ滞して、乳腺炎を起こしやすくなります。 前の授乳から3時間以内を目安に、こまめに授乳するようにしましょう。 回数を多く授乳している内に治る場合もあります。
乳腺炎 何日くらい?
乳房緊満でも39度まで熱発する事がありますが、大体の場合は1日〜2日で良くなります。 1日、2日経過しても熱が下がらなかったり症状が良くならない場合には感染線乳腺炎や化膿性乳腺炎の可能性を考える必要がありますので注意が必要です。
乳房の緊満 いつから?
分娩後、エストロゲン、プロゲステロンの急激な低下により、プロラクチンの分泌が始まり、乳汁分泌の機能が開始される。 血液とリンパが乳腺や周辺組織に増加し、熱感や圧痛を伴う状態が乳房緊満である。 通常産褥3~4日ころより生じる。
乳汁うっ滞 なぜ?
乳汁は乳腺で作られ、乳管を通って体外に放出されます。 特に初産婦では、この乳管が十分に開いておらず、乳汁の放出が妨げられてしまうことがあります。 また授乳中は乳房のサイズが大きくなるため、サイズの合わない下着や洋服によって締め付けられることにより、乳管が物理的に閉塞されて乳汁のうっ滞が起こることもあります。