セラピードッグは、人への忠誠心と深い愛情で、高齢者を始め、障がいを持つ方や病気(癌や精神)の治療を必要とする患者さんの身体と精神の機能回復を補助する活動をしています。 セラピードッグ達が患者さんの心身の状態と向き合い、リハビリに寄り添うことで記憶を取り戻したり、動かなかった手や足が動くようになる効果があります。
セラピードッグのメリットは?
犬への話しかけや、犬の話題を通して会話が増えること、犬を通して他人とのやりとりが生まれることなど、コミュニケーションの拡大や社会的な側面を促す効果もあります。 また、ストレスの緩和やうつ状態の改善が図られ、活動性や社会性が向上することで、日常生活の自立度や生活の質の改善につながることも期待できます。
セラピードッグ なぜ?
アニマルセラピーは、ストレス解消や精神を安定させる効果が期待できることから、うつ病改善に役立つといわれています。 犬の散歩や世話をすることで規則正しい生活を送りやすくなるため、食欲不振や睡眠障害など身体的症状の改善につながる可能性もあります。
セラピードッグの問題点は?
ケガをする可能性がある アニマルセラピーには癒やしの効果が期待できますが、一方で動物によってはケガをしてしまう可能性も少なからずあります。 動物によっては噛みつきやひっかきなどのケガへの注意が必要です。 犬の場合、セラピードッグになるための訓練があり、試験に合格しなければセラピードッグとしての活動はできません。
セラピードッグの歴史は?
実はアニマルセラピーの歴史は古く、古代ローマ時代に負傷した兵士のリハビリに、馬を用いたアニマルセラピーが行われていたようです。 現在では、アニマルセラピーに用いられる動物には、馬の他にイルカなどがありますが、私たちにも最も身近な動物である犬を用いたアニマルセラピーは、20世紀半ばから本格的に始まりました。