かぜや上気道炎の原因微生物は、80~90%がウイルスといわれています。 主な原因ウイルスは、ライノウイルス、コロナウイルスが多く、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが続きます。 一部ではウイルス感染に引き続き、二次性の細菌感染が起こる場合もあります。
上気道炎とは何?
急性上気道炎とは、鼻からのど(咽頭、喉頭)の急性炎症です。 急性上気道炎には、部位により急性鼻炎、急性咽頭炎、急性喉頭炎と細分化されます。 急性鼻炎だけ、急性咽頭炎だけ、急性喉頭炎だけの事もありますが、急性鼻炎と急性咽頭炎、急性咽頭炎と急性喉頭炎だけの事もあります。
上気道炎 いつまで?
・上気道炎の80~90%はウイルス感染症であり、ほとんどは10~14日以内で自然に治療し、軽症に経過する限り治療の必要は無い1)。
上気道って何?
上気道感染症状 基礎知識 上気道とは鼻腔より肺に至る気道のうち、鼻腔・副鼻腔・咽頭・喉頭までをいう。 外界(ほとんどは大気中)から侵入したウイルスや細菌が上気道に付着し増殖(感染)する ことにより、鼻汁・鼻閉・咽頭痛などの症状があらわれることを上気道感染と呼ぶ。
上気道炎 何科?
急性上気道炎、いわゆる風邪は、鼻からのどに炎症を起こす病気です。 そのことからも、鼻、のどの構造や性質、またその病態をよく知っている耳鼻咽喉科を受診することが、より適切な治療を受けられることにつながることがお分かりかと思います。