A:ジャイアントパンダがタケ・ササを食べるのはよく知られていることなので、草食動物のようにみられますが、じつは食肉目クマ科に分類される肉食性の強い雑食動物のなかまです。 腸の長さが体長の約4倍と短いのも肉食動物の特徴といえます(ウシ・ヒツジなどの草食動物は20~25倍あります)。
上野動物園 パンダ 何笹?
同園では、パンダにモウソウ竹、真竹、篠竹の3種類にクマザサやヤダケをオプションで与えている。
パンダ何竹?
野生パンダのよく食べる竹が冷矢竹、八月竹、実竹、筇竹(チョンチク)、大葉筇竹、熊笹、少花矢竹、短錐玉山竹、北背玉山竹、蛾熱竹、巴山木竹、華柑竹などに対し、飼育パンダの大好物は巴山木竹、刺竹、蓉城竹、熊笹、淡竹(はちく)、真竹(まだけ)、広葉熊笹、孟宗竹、冷矢竹、杖の竹、矢竹、三月筍、方竹などです。
パンダ なぜ笹だけ?
ジャイアントパンダは、天敵や餌の競争を避けて、中国山岳地帯の奥地を生息の場としました。 そこで冬でも枯れず1年を通し豊富に得ることが出来る食物がタケ・ササだったのです。 ジャイアントパンダは、生存競争を避け、身を守る環境で暮らすために、食べるものは無理をする生活を選んだ動物です。
パンダの笹はどこから?
竹の供給元となっている伊豆半島は、竹の栽培に適した気候で、安定した収穫が見込めるといいます。 竹の生長は早いので、シャンシャンが竹を食べるようになっても心配ないようです。