摂食障害では、必要な量の食事を食べられない、自分ではコントロールできずに食べ過ぎる、いったん飲み込んだ食べ物を意図的に吐いてしまうなど、患者さんによってさまざまな症状があります。 症状の内容によって、摂食障害は細かく分類されます。 代表的な病気に神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害があります。
摂食障害 なんで?
原因について 摂食障害の生物学的な原因は明らかではありません。 しかし、発症には心理的・社会的要因が複雑に絡み合っていると考えられています。 患者さんの多くは、生まれつき繊細な性格・体質であり、ある生活環境によって、自信が持てない・傷つきやすい・過度に周囲の評価を気にするといった自己愛の強い人格が形成されていきます。
摂食障害 何疾患?
摂食障害:神経性食欲不振症と神経性過食症 摂食障害は食行動の重篤な障害を特徴とする精神疾患です。 極端な食事制限と著しいやせを示す「神経性食欲不振症」と、むちゃ喰いと体重増加を防ぐための代償行動を繰り返す「神経性過食症」とにわけられます。
摂食障害は何科に行くの?
A. 摂食障害の治療を担当する診療科は主に精神科や心療内科、小児の場合は小児科や児童精神科です。
過食症 どうなる?
嘔吐を誘発するためにトコンを繰り返し大量に飲む患者の場合、不整脈が生じ、その結果、突然死することがあります。 まれに、過食または排出行動時に、胃が破裂したり、食道が裂けたりし、生命を脅かす合併症を引き起こすことがあります。 神経性過食症の人は自分の体重や体型にとらわれていて、それらが自己評価の基準になっています。