腎不全は高齢の猫に多く見られます。 腎臓は体の中の毒素や老廃物を尿として体の外に排泄する役割がありますが、腎不全になると腎機能が低下するため、毒素や老廃物が体内にたまって「尿毒症」を引き起こし、気持ち悪さからよだれを垂らすようになるのです。
老犬 腎不全 よだれ?
腎臓の機能障害が起こった場合、尿として出るはずの毒素が体内に溜まり、吐き気が生じ、よだれが出ることがあります。 急性腎不全は、救急管理が必要な病気です。 急激に腎機能が低下し死にいたることもありますが、適切な治療により腎機能が回復する可能性もあります。
末期の腎不全の症状は?
尿毒症の主な症状は、老廃物がたまることによる「食欲低下」「吐き気」「頭痛」「だるさ」や、水分がたまることによる「むくみ」「動悸・息切れ」「息苦しさ」「尿量の減少」などです。 ほかに、「脈の乱れ」「血管の石灰化」「血圧が高くなる」「貧血」「骨が弱くなる」などの症状も起こります。
尿毒症の初期症状は?
初めは疲れやすい、体がだるいなどの症状が出現し、さらに、体のむくみ(浮腫)やせき・呼吸困難、胸に水がたまる尿毒症性肺などの症状も現れます。 ほかには、食欲低下や吐き気などの消化器症状や、睡眠障害、知覚異常やけいれんなどの神経精神症状がみられることもあります。
腎臓が悪くなるとどんな症状が出ますか?
腎臓病の代表的な症状は、タンパク尿、血尿、むくみ(浮腫)、高血圧、尿量の変化などですが、初期段階ではほとんど自覚症状がなく、検査してはじめて分かる場合が多いです。 腎臓病が進行して腎臓の働きが低下した状態を腎不全といい、回復する場合がある急性腎不全と回復する見込みのない慢性腎不全に大別されます。