疲れて硬直した筋肉が末梢神経を圧迫 すると、筋肉が硬くこわばってきて血管を圧迫し、血行が悪くなります。 血行が悪くなると、血液の流れにのせて疲労物質を取り除くことができなくなり、ますます筋肉が硬直するという悪循環に。 この硬直した筋肉が末梢神経を圧迫し、神経細胞が障害を受けてダメージを受けてしまうのです。
神経が圧迫されるとどうなる?
圧迫部位が神経根だと腰から脚にかけての痛み、馬尾だと両脚の広い範囲のしびれや脱力感、脚や会陰部の異常感覚、頻尿や便秘などの排尿・排便障害といった症状が出ます。 特徴的な症状として、間欠性跛行(はこう)があります。 長時間連続で歩くと、脚に痛みが走ったり、ふくらはぎが重く脚が前に進まなくなったりします。
神経圧迫 なぜ?
無理な運動をしたり、車の運転やデスクワークで長時間うつむいた姿勢をとったりすると、首や肩の筋肉が疲れて硬くこわばり、血行が悪くなります。 そして、その状態が続くと筋肉はさらに硬直して、末梢神経を圧迫したり、ダメージを与えたりするようになり、痛みやしびれが生じてきます。
神経障害 どうなる?
・運動神経の障害:手足の筋力が低下したり、筋肉が痩せてきたりする。 ・感覚神経の障害:しびれや痛みが生じたり、逆に感覚が鈍くなったり、消失したりする。 ・自律神経の障害:手足の発汗障害や異常知覚などがみられる。 これらの障害は単独で生じることもありますが、通常は複合されて症状が現れます。
神経が切れるとどうなる 指?
前腕、手、指に切り傷を受けて末梢神経が損傷した場合、手指の感覚障害、運動障害が生じ ます。 ケガした部位より末端(指先方向)が麻痺するので、ケガが肘に近いほど障害の程度 が大きくなります。 指の神経損傷では指は動きますが、前腕での神経損傷では指も動かなく なることがあります。