元々は風邪から始まることが多いです。 風邪のウィルスや細菌などに感染することにより、喉がいたくなるといった風邪の症状から声帯に炎症がおきます。 炎症がおきた状態で喉を酷使する、つまり、大声を出したりすることをしたり、タバコやお酒により、声帯に負担をかけることにより、発症します。
声帯炎 なぜ?
まずは、声帯にとって大きな負担となるタバコの吸い過ぎやお酒の飲み過ぎ。 汚れた空気を吸ったり、風邪のウイルスに感染したりすることも急性声帯炎の原因になります。 お酒を飲みながらカラオケで何曲も歌ったり、風邪をひいているときに喫煙するなど、2つの原因を同時に作ってしまうと、急性声帯炎のリスクはより大きくなります。
声がかすれる原因は何ですか?
声のかすれ(声枯れ)が起きていることで考えられる原因は、急性咽喉頭炎などの症状に起きる声帯の炎症だけでなく、声帯結節や声帯ポリープ、副鼻腔炎(ちくのう症)による後鼻漏、喉頭ガン、甲状腺癌による神経麻痺、年齢の変化が原因の声帯萎縮などが挙げられます。
声帯炎 何科?
風邪や大声を出しすぎた後などにくる嗄声は声帯の炎症のためで数日すれば自然治癒しますが、声帯結節や声帯ポリープ、喉頭ガンなどが原因の場合は長期に声のかすれが続きます。 この場合は速やかに耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
声帯の炎症いつ治る?
ウイルスや細菌の感染によって声帯が炎症を起こすと、正常な声帯振動が得られないため、声がかすれる、または声が出なくなります。 安静を保って治療をすれば1~2週間で元の声に戻りますが、無理をすると「声帯結節」ができて、症状が長引くことがあります。