誰にでも起こり得る原因としては、加齢が挙げられます。 声帯が痩せたり、硬くなることで、声がかすれたり、声が出にくくなったりします。 また、風邪による咽頭炎の他、炎症やポリープ、がんなどの病気、声の出し過ぎによっても、声のかすれ・声が出にくい症状が発生します。
声が出なくなったらどうしよう?
治療法としては、吸入などの局所療法と、沈黙して声帯をなるべく動かさないようにして安静にしてもらうことが中心となります。 しばらくこういった治療をしても症状が改善しない場合や声がれがひどい場合は、手術することもあります。 しかし、同じような発声習慣を続けるとまたできてしまうことがあります。
声が出にくくなるのはなぜ?
声の出しすぎなどによる声帯の酷使や、タバコの吸いすぎや酒の飲みすぎ、加齢に伴う声帯萎縮による声枯れ、風邪に伴う炎症など原因は様々ですが、声帯ポリープや声帯結節、喉頭がんの初期症状、甲状腺がんによる神経麻痺、加齢による声帯萎縮(いしゅく)などの恐れがあります。
風邪で声が出ない なぜ?
ウイルスや細菌の感染によって声帯が炎症を起こすと、正常な声帯振動が得られないため、声がかすれる、または声が出なくなります。 安静を保って治療をすれば1~2週間で元の声に戻りますが、無理をすると「声帯結節」ができて、症状が長引くことがあります。
ストレスで声が出なくなりますか?
心にひどくショックを受けたときや日常の継続的なストレスなどにより、声帯が極度に緊張して、声帯の動きが不規則になったり、弱ったりし、声がかすれたり、出なくなります。 心理療法や声のリハビリテーション、場合によっては手術が必要になる可能性もあります。